照明スイッチも長く使用するうちに、接触が悪くなったり電気がつかなくなったりといった不具合を起こすことがあります。
電気工事の専門業社に照明スイッチの交換を依頼すると、どのくらい費用はかかるのでしょうか。
少しでも費用を安く済ませる方法も合わせてみていきましょう。
Contents
照明スイッチの不具合の症状とその原因
照明スイッチを押しても戻ってくる
照明スイッチの接触部分の不良が原因で発生しています。
作業自体は比較的軽微ですが電気の配線にかかる作業を伴うため、電気工事士の資格を保有している人が作業を行う必要があります。
その為、電気工事業者に修理を依頼しましょう。
照明スイッチがゆるく、オンオフできない
この場合は、照明スイッチの不良もしくは照明器具の不具合が原因と考えられます。
照明スイッチに不具合がある場合は、電気の配線工事を伴うため電気工事士の有資格者での作業が必要です。
どちらに問題があるのかを確認する作業も配線に関わる場合が多いため、自分で対応せず業者へ依頼しましょう。
照明スイッチ交換の事例
主な照明スイッチの工事例としては以下のようなものがあります。
- 照明スイッチの接触が悪いため交換する
- 照明スイッチが老朽化し、見栄えが悪いため新しくする
- 部屋インテリアに合わせて照明スイッチを交換する
- より機能性の高い照明スイッチに取り替える
照明スイッチの交換の費用相場
照明スイッチの交換を業者に依頼した際の、1箇所あたりの費用相場はおよそ3,000円前後です。
これは「施工費」、つまり照明スイッチの交換作業に対して必要な金額です。
実際に請求される金額には施工費の他に「照明スイッチ代」と、業者によってはさらに「出張費」「古いスイッチの処分費用」「駐車場代」が上乗せされることもあります。
業者によって費用として計上される内容が異なりますので、正確な金額を把握するには個別に問い合わせを行いましょう。
照明スイッチの交換はDIYできる?
答えはNOです。
電気工事士の資格がない場合、DIYできるのはスイッチカバーの交換までと法律で定められています。
無資格で照明スイッチの交換をするとどうなるか
一般的な家庭には100~200Vの電気が流れています。
電気工事士の資格や知識がない状態で配線に触れると感電したり、火事などの重篤な事故につながるリスクがあり大変危険です。
さらに電気の配線工事は無資格で行った場合、3ヵ月以下の懲役もしくは3万円以下の罰金が科せられます。
最近はブログや動画などに、無資格でDIYする様子が掲載されているものもありますが、法に触れる行為ですので注意しましょう。
参考:法令検索 電気工事士法
照明スイッチのカバー交換はDIYで可能
照明スイッチの中の配線に関する作業は、電気工事士の資格がないとできません。
しかし、照明スイッチのカバーが汚れたり、模様替えしたりといた目的のためにスイッチカバーを自分で交換することは可能です。
照明スイッチのカバーはホームセンターやインターネットショップ、一部100円均一ショップでも販売しています。
照明スイッチのカバーは、以下の手順で交換できます。
電気スイッチはDIYできる?正しい交換方法 >
用意するもの
- 新しい照明スイッチのカバー
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
交換の手順
- 照明スイッチのカバーと、壁に固定された土台プレートの間にマイナスドライバーの先端を差し込んでカバーを外す
- 土台プレートを固定しているネジを外すして、土台プレートを取り外す
- 新しい土台プレートを壁に固定する
- 新しいカバーをはめ込む
照明スイッチの工事費を抑える方法3選
不具合に気づいたらすぐ業者に相談する
照明スイッチの耐用年数はおよそ10年と言われています。
スイッチは使用頻度が高いため劣化しやすい箇所なので、10年に満たなくても不具合が発生するケースは多々あります。
照明スイッチの不具合の原因が配線や一部部品の劣化の不具合の場合、軽微な修理で直せることがあります。
不具合の発生した照明スイッチを使い続けることは不具合の状態を悪化させ、停電や火災につながる恐れもあります。
照明スイッチに不具合が発生した時は、事態が悪化する前に速やかに電気工事業者などに相談しましょう。
交換ではなく修理を依頼する
使用開始から数年程度の照明スイッチであれば照明スイッチ自体を交換せずに、不具合箇所のみの修理を依頼すると費用を安価に済ませるでしょう。
ただし照明スイッチはあくまで消耗品です。
耐用年数も設けられています。
長期間使用したスイッチの場合は今回発生した不具合箇所以外にも不具合の予備軍を抱えている恐れがありますから、交換する方が安心です。
照明スイッチ本体を自分で用意する
照明スイッチは種類が豊富で、価格帯もさまざまです。
照明スイッチは修理を依頼した業者に用意してもらうこともできますが、自分で用意すると費用を抑えられることもあります。
照明スイッチは、ホームセンターやインターネットショップで購入可能です。
ただし照明スイッチの種類は多くさまざまな機能があるので、どれを選べばいいのかわからない場合は、依頼した業者に相談してみるのもよいでしょう。
複数の業者で見積もりを取る
電気工事業者から見積もりを取るときは、2〜4社から見積もりをとって、工事費用を比較しましょう。
業者によっては出張費や古いスイッチの処分費用、駐車場代などの別途費用がかかります。
見積もりを取ったら明細書の内訳をしっかり確認し、追加費用の有無を合わせて確認します。
この時必ず、電気工事士が在籍している工事業者の中で検討しましょう。
まとめ
照明スイッチの交換にかかる費用は、施工費用の他にかかる費用によって変動します。
だからといって自己判断で不具合を放置しては危険です。
電気工事士の有資格者が在籍する業者であれば、照明スイッチの状態を正しく把握した上で適切な判断ができます。
複数の業者から見積もりをとり、比較検討すると良いでしょう。