照明をリモコン化する方法とは

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照明をリモコン化する方法とは

この記事の監修者

富澤 貴弘

群馬県内の電気工事会社に7年間勤め、27歳で独立、TomiDen株式会社設立。 現在は10名のスタッフと共に、WEBマーケティングやご紹介等により獲得した、 BtoB ,BtoCの電気工事関連の業務を数多く担っております。 長い現場生活の中で培った「職人の技術」と「豊富な知識」から、 ご家庭やより多くのお客様に電気工事や家電に関する知識やノウハウをお届け出来ればと思い、 第1種電気工事士として、本ブログサイトにて執筆中。

照明をリモコン化する方法とは

リモコンが付属していないタイプの照明でも、後からリモコン化できることをご存じですか。

わざわざ照明をつけたり消したりするために移動する作業は、時に面倒ですよね。

照明をリモコン化するのに特別な資格は必要なく、簡単にDIYすることができます。

今回は照明機器をリモコン化する方法を紹介します。

照明をリモコン化する方法2選

照明機器をリモコン化する方法は2つあります。

  • 照明器具自体を交換する
  • 後付けで照明をリモコン化する

順に詳しく紹介していきます。

照明器具自体を交換する

照明器具を交換するのがオススメな場合

  • かなり長く使った古い照明器具
  • 最新の照明器具を使いたい

最近のシーリングライトやシーリングスポットライトは、リモコンがセットになっていることが多いです。

シーリングライト

天井に備え付けられた照明器具を引っ掛ける部品であるシーリングに照明器具側のパーツをはめ込んで、天井に直接設置するタイプの照明です。

家庭の室内照明として広く使われています。

デザインは景観を邪魔しないような、シンプルなものがほとんどです。

シーリングスポットライト

設置方法はシーリングシーリングライトと同じですが、デザインのバリエーションが多いのが特徴です。

専用のリモコンがセットで販売されているものなら、照明器具を設置するだけでリモコン化できます。

照明器具は使用頻度が高く、老朽化の激しい器具の一つです。

経済産業省の定める電気用品安全法では、照明器具等の電気絶縁物の寿命を40,000時間と定めています。

また、日本の産業製品の規格や測定法を定めたJISのC8105-1では、照明機器の適正交換の目安は通常使用で10年としています。

今使っている照明器具が以前から長く使っているものであれば、リモコン化を機に新しいものに交換するのも良いでしょう。

参考:

経済産業省
JIS規格

ただしリモコンで操作できる照明器具は、シーリングライトやシーリングスポットライトが主流です。

デザインはかなり限定されます。

デザインの凝った照明器具のほとんどは、壁に設置されたスイッチでオンオフの操作をするタイプです。

また輸入品など海外製の照明器具にも、リモコンが付属したものはほとんどありません。

照明をリモコン化するために照明機器を買い換える際は、リモコンが付属しているかチェックすると良いでしょう。

後付け器具で照明をリモコンする

後付け器具の活用がオススメな場合

  • 今使っている照明のデザインを気に入っている
  • 好きなデザインの照明器具にリモコンが付属しない

照明を自動化する後付け器具には3種類あります。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

シーリングに専用器具を後付けする

天井に取り付けるタイプの照明器具の場合は天井に取り付けられたシーリングと呼ばれる部品と、照明器具側についている接続金具の間にリモコン装置を挟んでリモコン化します。

天井のシーリングはそのままで設置できるので、電気工事士の資格を伴う配線工事はなく作業ができます。

リモコン装置を取り付ければ照明器具をリモコン化できる簡単さが魅力です。

今使っている照明器具をそのまま活用したい、できるだけ簡単にDIYしたい、といった場合に最適な方法と言えるでしょう。

リモコン対応の電球を使う

コードやチェーンで吊り下げるタイプの照明であるペンダントライトの場合は、スマート電球に交換することで照明をリモコン化できます。

スマート電球とは、電球本体にリモコンを受信する機器がついた電球のことです。

今使っている電球と交換するだけで、簡単にリモコン化できます。

ただし電球の口金のサイズが各種あり、サイズが違うと使用できません。

購入する前に必ずサイズを確認します。

また照明器具自体に定められた最大消費電力を超えないように、交換するスマート電球の消費電力も必ず確認してから購入しましょう。

コンセントに専用器具を後付けする

据え置き型のような壁のコンセントにプラグを差し込むタイプの照明機器の場合は、コンセントの差込口にリモコン装置を接続するスマートコンセントを使ってリモコン化します。

スマートコンセントの前に何らかの障害物があると、電波の受信がスムーズにできないことがあります。

スマートコンセントを利用する時は、家具の配置に注意しましょう。

照明用リモコン、2つのバリエーション

リモコンの種類もさまざまです。

最近ではスマートフォンのアプリを活用したものや、音声操作でリモートコントロールできるものも登場しています。

スマートフォンのアプリで照明を自動化する

Bluetoothに対応したスマートフォンやタブレットを使って、照明機器を自動化する方法があります。

手順は簡単、2ステップです。

  1. スマートフォンやタブレットにアプリをインストールする
  2. 次に専用の電球とBluetoothでペアリングすれば作業は完了

アプリから照明機器のオンオフ操作ができます。

スマートフォンのアプリで照明をリモコン化するメリットは2つあります。

まず、照明の明るさだけでなく照明の色も調整できます。

時間帯や場面に合わせて室内の雰囲気を自由自在に変えられるのは大きなメリットです。

さらにスマートフォンの音声操作を活用すれば、画面に触れることなくより簡単に照明をオンオフできます。

身近に置くことの多いスマートフォンにリモコン機能もあれば、より一層生活が便利になるでしょう。

音声操作で住宅ごとリモコン化する

新築やリノベーションを検討しているなら、照明機器を含めた住宅全体の電化製品をリモコン化することも可能です。

リモコンやスマートフォンを手にしなくても、発話するだけでリモコン化できます。

デメリットは、電化製品を同じメーカーで揃える必要があること。

また初期費用がかかる場合あることです。

しかしインターネットの普及に伴い、生活家電にも自動化するIoTの波が訪れている昨今、検討の価値はあると言えます。

まとめ

照明の自動化は、専用機器を設置するだけで簡単にDIYできます。

DIYすれば、お気に入りのデザインの照明機器も自動化できるので、インテリアと利便性の両立も可能です。

ここ数年で一気に物のインターネット化、IoTは拡大の一途です。

物にセンサーをつけ、センサーによって自動化する仕組みは日常を劇的に変えていきます。

暮らしのIoT化を照明の自動化から取り入れて、生活をより豊かに便利にするのはいかがでしょうか。

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